最後は着付けがものをいう!?
数年前から、留袖のレンタルを始めました。
始めた頃は年に一人二人だったのですが最近はレンタル希望者がぐっと増えてきました。
ネットレンタルと違い実際に試着し、きちっとしたものを用意したいという方が多いのかもしれません。
今日も東京でのお嬢様の結婚式を終えられた、お母様にご来店いただきました。
無事に結婚式を終えられ、衣装の写真を拝見いたしました。手前味噌ですが本当によくお似合いしていました。
着物と帯はお見立てしているので想像はできましたが、それ以上にお似合いしています。
何が素敵と言って、着付けと髪のセットが素晴らしい。前日宅急便で返却された留袖に着用シワが少なかったので、着付師さんが上手な方なのかなとは思っていましたが、やや裾窄まりのスマートな立ち姿、顔がほっそり見える衿合わせの角度、除く半襟の分量、洗練された品の良いヘアスタイル、どれをとっても完璧でした。
ホテルの格というのがこういうところに出るのだと感心し、改めて着付けの大事さを教えていただいた気がします。
実は以前、試着の時はとても着映えし自信を持ってお貸しした留袖でしたが、冴えない顔で返却になった方がいらっしゃいました。「いかがでした?」とお聞きしたら「私は着物が似合わない」とおっしゃいます。式の写真を見せていただいてビックリ。プロが着付けたとは思えないそれはひどい着付けと、どうしてそうしたか理解できないヘアスタイル。これはがっかりするのは仕方がない。
ほんとに着付け次第でこれほど変わるのを改めて思い知らされた一日でした。
今日ご来店の奥様にはお土産まで頂き恐縮しております。