羽織姿をスッキリとさせる
札幌はすっかり雪景色で積雪も
10センチほどあり、せっかく春めいて
きていたのに冬に逆戻り
最近の桜の開花ニュースを見ていると
早くコートを脱いで羽織姿で
お出かけしたくなりますね。
さて、羽織は好きだけどいざ着てみると
「何となく寸法がしっくりこなくて」
と言う方はいらっしゃいませんか?
きもの好きの皆さんのブログを拝見していても
羽織の気姿がしっくりこないと言う方を
よく目にします。
羽織の柄選びや、色合わせは皆様お上手ですが
後姿がぶかぶかして見えたり、
羽織の衿が前でクロスしてしますのは
とても気になります。
昔は羽織はつきものだったので、
羽織が得意なお針子さんも
たくさんいたのですが高齢化と既製品にも押され
最近は激減中。
ほとんどの方は大は小を兼ねるで
寸法が大きすぎるのではないでしょうか。
羽織には脇に襠がついているので
ふくよかな方はいいのですが寸法が大きいと
裾が広がって衿がV字になったり
背縫いの裾が後に出っ張って見えたりします。
写真は羽織を誂えていただくとき
寸法見本で着ていただいている長めの羽織です。
かなり裾つぼまりに仕立てていますが
着てしまうとスッキリと衿もクロスしません。
羽織姿をスッキリさせるには
寸法の加減がとても重要となります。
羽織の誂えをお考えの方はぜひご相談くださいませ。