先生向の色無地を染めてみました
今月の卒業式では学生さんや小学生だけではなく、教員の方々の袴のレンタルのご要望が多くありました。お若い先生なら学生さんと同じ袖の長い二尺袖でも良いのですが、もう少し清楚に、品良くお召しになった方が先生らしいですね。
あまり渋めの色より、明るめの色が人気のようなののでレンタル用に色無地を染めて誂える事にしました。生地は丹後産の羽二重っぽいサラリとした風合い。色はお顔が明るく清楚に見える、黄色系にしました。
既製品の色には少ないですし御年代がなく、人気のお色目です。待つことひと月、染め上がってまいりました。
思っていたよりも良い出来上がりで一安心。これなら上品で袴の色もあわせやすそうです。
袴姿だけではなく、婚礼やお稽古の席でもお使いになれそうです。お手入れはシルックなど化繊のほうが楽なのですが、見た目や風合いはやはり正絹にはかないません。
受け持ちクラスが来年卒業で袴姿をお考えならお顔が明るく映り上品なこんな色はいかがでしょう?