増加中!大量のもらった着物問題
親や親戚、知り合いから形見分けなどで
いただいた着物が山のようにあって、
途方に暮れていると言う話を最近はよくお聞きします。
いただいた方も年代的に着物を
ある程度お持ちの方が多いので、
タンスの中に入りきらず
風呂敷包みのままなどという方も多いようです。
寸法が合わなかったり、
趣味が全然合わなかったりでホントは
処分したいのだけど、
日本人は米と着物は捨てられないの例に漏れず、
そのままになっている方がほとんどみたいです。
若い方のように、気軽にリサイクルショップに
売りに行くのも抵抗があります。
最近は自宅まで買い取りに着てくれる
業者もいるようですが、お客様の話だと、
二束三文のうえ着物買い取りを口実にした、
貴金属の強引な買い取りもあるようなので
気をつけなければいけません。
娘さんが着てくれるのが一番いいのですが、
一言「いらないし~」で済まされてはがっかりです。
なかには、娘さんを着物に興味を持つように
誘導して育てたと言う方もいますが、
時間が掛かるうえ着物じゃなくて
アンティークの食器好きになったというように、
成功例は少ないようです。
ただ、今は興味がなくても
今の自分の年齢位になった頃、
急に着物に目覚めるというパターンが
良くあるので何が起こるか分かりません。
身辺整理をしたくなる時が
50代くらいから急に来るようですが、
あまり早まらず、善し悪しが分かる方に
相談してから処分した方が後悔しないかもしれません。