撫子の長じゅばん
早いもので来週には4月に暦が変わります。
ちょっと前にお正月だと思っていたら、もうすぐそこに
春がやってきました。
まだちょっと先の話になりますが
6月になると、きものや帯と同様に襦袢も単衣のものに衣替えします。
今は袷でも襦袢の裏地を付けずに仕立てることが多くなったので
お袖だけ無双(二重)のものから、単衣のものへと変えます。
袖だけ一重にすればとりあえず単衣用の襦袢なのですが、
年中着物をお召しの方や、茶道の方からはよく
「単衣向きの」襦袢の生地のご注文をいただきます。
そんなときは縮みのようになった「楊柳」とか
下の写真のような単衣向きの襦袢をオススメしています。
写真では分かりづらいですが
シボ(凸凹)があって、肌についもぺたぺたしないようにさらっと織ってあります。
柄がついているかどうか、分からないくらいの淡い色目。
撫子の柄が素敵ですね。