呉服屋さんの「お手入れ」の仕事
季節の変わり目は「きもののお手入れ」を
承る事が多いです。
今頃は「卒業式」や謝恩会などに
着たきもののシミ抜きを多く承ります。
ブログで何度も書いていますが
丸洗いでは全体的な薄汚れや軽いシミは
きれいになりますが、がっちり付いたシミは
「シミ抜き」をしないと、丸洗いだけでは
きれいになりません。
そういうきものは、職人さんに外注に出します。
長年のつきあいのある、修行を積んだ職人さんです。
最近は、リサイクルきものが人気なので
とても忙しいのかと思いきや
話を聞くと、そうでもないらしいです。
古い物はシミが定着してしまい、だいたい「黄変」
しているので、全体に直すとなると
そこそこの工賃がかかり、
買ったお値段よりも高くなってしまうかららしいです。
呉服店のお手入れの仕事は
お客様の要望をお聞きしながら
預かった着物をよく点検し、職先を判断します。
手をかけれない物、かけても変わらなさそうな物は
そう伝え、職人さんじゃないと判断できない物は
預かって見てもらい、費用を見積もってもらいます。
御母様から頂いた物、きれいにしてお嬢さんに
着てもらいたい物など
大事にしているきものも安心してお任せ下さい。
「た」