化繊のきものなのに、絶賛される
先日、同業者や問屋の方々と雑談していたときに
おもしろい話題となりました。
京都の問屋の営業マンが
街でとても着物の似合うすてきな方を目にし
居ても立ってもいられなくなり、勇気を出して
「とてもすてきな着物ですが、参考までにどこの着物か
教えていだだけませんか」と声をかけたそう。
返ってきた答えが「これ、化繊なんです!」
そう言われて、かなり足早に退散してきたらしいです。
そのときの感じが目に浮かび
自分には関係ないような顔をして、大笑いしてきましたが
そういう私もついこの間
「○○さん、今日の着物すごい素敵ですね!!ばっちりお似合いですよ!!」
「そうお~~~でもこれ化繊よ~」
「(はうっっ!!)」
お得意様に「あなたは化繊のほうが似合う!?」
と失礼なことを言ってしまったと同時に、
「ここの店主は化繊と、正絹の区別もつかない」という
二重の恥ずかしさ。
天気が怪しい日などは、絹物ではなくて
たまに化繊のものをお召しになる方も結構いらっしゃいます。
でも、全然そう見えないし、いつも素敵なの着物を
着ていらっしゃるので、多分今日もそうなのだろうと
思ってしますんですよね。(言い訳ですけど)
この話、結構「きもの屋あるある」ではありませんか?
同業者の皆さんいかがでしょう??
「た」