きものの品格
人間にもいろいろな正確があるように
変な話、着物にもいろいろな性格があるように感じます。
留袖や、付下、紬などの分類とは違って
その着物自体のもっている、価値とか値打ちの話です。
着物業界で50歳と言ったら
お客様にも、問屋にもやっと一人前に
相手をしてもらえるといった感じですが、
それでも、商品の筋とか価値については
かなり分かってきます。
呉服店や、デパートのウインドウショッピングを
して歩いても、商品の顔を見ていると
このお店がどういうポリシーをもって
着物を扱っているか、何となく分かります。
最近特に多く感じるのは、
とにかく「売れれば良い」という姿をした着物。
そこまでじゃなくても
品質や、手間を落として、体裁よくしたきもの
「志の低いきもの」とでも言うのでしょうか。
そんな着物が増えている気がします。
やはり着る方が少なくなって、
善し悪しが分かりづらくなったのと
どんな手段を使っても、売上をと言う
風潮と売り手側の責任ですね。
ちょと悲しいお話でした。。。。
「た」