「衿肩明きはまっすぐにね!!」若い「た」???
お店にいらして頂くお客様の中には
着慣れた方も多いですから、寸法にはとても気を遣います。
着丈や裄は当然ですが、
普段からきものでお過ごしの方には
繰り越しと、衿肩明は重要なポイントです。
お仕事で着られる方は、衿を抜いて着るので、
多めに繰り越しをとったり、恰幅の良い女将さんタイプの方は
衿肩明をやや広くとります。
この辺の寸法は、1分、2分で全然違うので間違えないように
しなくてはなりません。
また、紬や小紋の洗い張りを頻繁にする、ヘビーユーザーには
衿肩明きをまっすぐ切るように、リクエストされることが多いです。
後ろと前が決まってる訪問着などは、丸くとった方がきれいだという方も
いらっしゃいますね。
こういった込み入った寸法の話をしてると
若い時に失敗してたくさん怒られた!?ことを
今になっていろいろ思い出します。
思い返してみれば、考えられるほとんどの、失敗をすべて経験済みのような。。。
恥かしくてここでは書けませんけど。。そのうち書いてみたいと思ってます。
そういったきものに詳しい、着心地にシビアなお客様も
ひと時より少なくなってきてちょっと寂しい気もします。
「た」
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