「千両」「芳町」「小町」って。
「芳町」「右近」「舟型」「千両」「小町」
さて、何のことでしょう。
字だけ見ると何だか、花街か居酒屋の名前のようです。
きもののブログをご覧になる方には
やさしすぎですね。
そう「下駄」の型の名前です。
今日は中でも割とメジャーな
「右近」タイプと「芳町」についてです。
右近は今、もっとも数が多いと言っても良い
草履タイプの下駄です。
ゆかたセットの下駄や、ユニクロで売っていた
下駄もこの「右近タイプ」です
歯が立っていないので、履きやすく、
サンダル感覚で履けます。
ホテルの絨毯で履いても、二つ歯の下駄ほど嫌な顔をされません。
でも「下駄」と言って思い出すのは
やはり歯が二本たった「二枚歯の駒下駄」ですね。
「芳町」は二つ歯の代表型で
もともとは浅草、芳町の芸者さんが
好んで履いたらしいです。
履き心地は「右近」とは違って、カクカクします。
履き慣れないと階段や、エスカレーターは要注意です。
(特に下り、男性も同じです。転けたら大惨事)
履いた姿はそれぞれお好みがありますが、
浴衣には、二枚歯の「芳町」が「シュッ」としてて私は好きです。
他にもいろいろな型や素材、塗りがありますので
来週からの売出でご覧下さい。(軽く宣伝でした)
━━ 予 告 ━━━□ お好きな台と鼻緒で立てる「履物」□
移転15年記念。単衣のお勧め品がいろいろ展示予定です。
4月22日(月)~27日(土)
「た」